【名古屋で外遊び】プレーパークって何?泥んこOK!子どもの「やってみたい」を応援する遊び場
「子どもをもっと自然の中で、のびのびと遊ばせてあげたい」と思っていませんか? でも、一般的な公園は「〇〇禁止」の看板が目につき、なんだか窮屈に感じることも…。
そんなあなたに知ってほしいのが、子どもの「やってみたい」も「なんだか今日は何もしない」も、そのすべてを丸ごと受け入れてくれるプレーパーク(冒険遊び場)です。
この記事では、プレーパークがどんな場所なのか、プレーパークの特徴である考え方「けがと弁当は自分もち」の意味を解説します。全国でもめずらしい常設プレーパーク、名古屋市内の天白公園にある「てんぱくプレーパーク」の魅力も、プレーパークで3人の子どもの子育てを楽しんだ筆者がご紹介します。
「成長」のために何かをやらせるのではなく、子どもが「ただ、ありのままでいられる」居場所。そんなプレーパークの魅力に触れてみてください。

プレーパークってどんな場所?「何もしない」も大切な”遊び”なんです
プレーパークは、ブランコや滑り台といったカラフルな遊具が並ぶ公園とは少し違います。
そこにあるのは、土、水、木、落ち葉といった自然の素材や、ありあわせの道具たち。
穴を掘って泥んこになるのも、木材で秘密基地を作るのも、火をじっと眺めているのも、木陰で空想にふけるのも、すべてが自由。プレーパークでは、子ども自身が「今、したいこと」の専門家です。
「何かを成し遂げる」必要はありません。走り回らなくても、すごいものを作らなくてもいい。ただ、その場の空気を感じながら、自分の心地よいペースで過ごすこと。それこそが、プレーパークが最も大切にしている時間なのです。
プレーパークが一番大切にしていること:子どもの主体性
プレーパークの理念に、「自分の責任で自由に遊ぶ」という言葉にがあります。これは、子どもたちの「遊びたい」という気持ちと、同時に「遊びたくない」という気持ちの両方を尊重するということです。
- 遊びを選ぶ自由と、”遊ばない”自由:大人が「これをやりなさい」と指示することはありません。子どもが自ら遊びを見つけ、創造し、時には何もしないことを選びます。
- 小さなリスクと、大きな学び:プレーパークでは、命に関わるような大きな危険(ハザード)は取り除くよう努力しています。しかし、すり傷やこぶといった、子ども自身が予測し対処できる小さな危険(リスク)は、すべて取り除くのではなく見守ることを基本としています。転んだ経験があるから、どうすれば転ばないかを考える。その繰り返しが、自分の身体と対話し、危険を回避する力を育てます。
- 大人の役割は「見守り」:プレーパークにいる大人(プレーワーカー)は、遊びを指導する先生ではありません。子どもの世界を壊さないよう、静かに見守り、環境を整え、本当に助けが必要な時にだけ手を差し伸べる、安心の土台のような存在です。
「ない」からこそ面白い、プレーパークの空間
プレーパークには、決められた遊び方がありません。それは、子どもたちの無限の創造力を引き出すための、最高の仕掛けです。
土や木、石、水などの自然素材や、のこぎりや金づちなどの道具を使って、子どもたちは自分だけの遊びをゼロから生み出します。山を作り、川を通し、小屋を建てる…。その自由な創造活動は、想像力や問題解決能力を自然と引き出します。
また、そこには様々な年齢の子どもたちが集まります。年上の子の真似をしたり、年下の子に手を貸したり。もちろん、無理に輪に入る必要はありません。一人でじっくり遊びに没頭するのも、遠くから他の子の遊びを眺めているのも、大切な関わり方の一つです。多様な他者と同じ空間を共有する経験そのものが、自然と社会性を育んでいきます。
愛知にもあるプレーパーク 気になるプレーパークにいってみよう!
愛知県内にも、子どもたちがのびのびと過ごせる素敵なプレーパークが点在しています。まずはウェブサイトなどで情報を探してみてください。意外と近くにプレーパークがみつかるかも知れません。
プレーパークの探し方:ウェブサイトや地域の情報をチェック
愛知県内のプレーパークは、以下の方法で探すことができます。定期開催の場所も多いので、お近くのプレーパークもぜひチェックしてみてください。
いろんなプレーパークに行ってみるのも、それぞれ特徴があって楽しいですよ。
- 日本冒険遊び場づくり協会のウェブサイト:全国のプレーパーク情報が掲載されており、地域ごとに検索できます。
- 自治体のウェブサイト:お住まいの市町村の公式サイトで「プレーパーク」や「冒険遊び場」と検索すると、情報が見つかることがあります。例えば、名古屋市緑区のウェブサイトにはプレーパークの紹介ページがあります。
- 各プレーパークのSNS:活動の様子や開催日を発信していることが多いので、チェックしてみましょう。
名古屋市の天白公園にある「てんぱくプレーパーク」
天白公園の中にあるこのプレーパークは、定休日以外は毎日開園しているのが最大の魅力。「今日行ってみよう!」と思い立った時に、いつでも子どもたちの「やってみたい」が待っている安心感があります。
<てんぱくプレーパークの魅力>
- “いつもの場所”になる安心感:常設なので、子どもたちが作った基地や掘った穴が、次の日もその続きから楽しめます(もちろん形は変わっていきますが!)。子どもにとって「自分の居場所」になりやすいのが常設ならでは。
- ダイナミックな遊びがいっぱい:森や広い原っぱなどたくさんの自然が魅力です。火をおこして暖まったり何かを焼いたり、のこぎりや金づちなどの工具で工作したりと、子どもの好奇心を刺激する遊びの種が満載です。
- プレーワーカーが常駐:開園中はプレーワーカーが常駐し、遊び場の安全を見守っています。初めてで不安な保護者の方も、気軽に声をかけてみてください。
ぜひ、気軽に「てんぱくプレーパーク」を訪れてください。きっと、子どもたちの目がキラキラと輝く瞬間にたくさん出会えるはずです。
「けがと弁当は自分もち」~本当の意味と保護者の役割~
この言葉を聞いて、「危険なことをさせるの?」「放置されるの?」と不安に思うかもしれません。しかし、これは子どもへの信頼の証です。
「自分のことは自分で」という経験は、子どもに大きな自信を与えます。決められた遊びをするのではなく、遊びを作り出し、そして遊びの中で起こる小さなトラブルも、自分で考え、乗り越える経験を大切にしています。
保護者の役割:信じて、待って、見守る
プレーパークでの保護者の役割は、一般的な公園とは少し違います。
- 子どもの遊びを見守る:先回りして「危ないよ!」と声をかけたり、遊び方を教えたりするのを、ぐっとこらえてみてください。子どもが自分で考え、試行錯誤する時間を見守ることが、何よりのサポートになります。
- 必要に応じてサポートする:もちろん、本当に危険な時や、子どもが助けを求めてきた時には、手を差し伸べてあげてください。その距離感が大切です。
- 親自身も楽しむ:保護者の方も、ぜひ一緒にリラックスしてください。木陰で本を読んだり、他の保護者の方とおしゃべりしたり。大人が心地よく過ごしていると、その安心感は子どもにも伝わります。
「そこにいるだけ」で育まれる、子どもの根っこ
プレーパークでの時間は、目に見える「成果」や「成長」を求めるものではありません。しかし、自由な時間の中で、子どもたちの内側では、生きるための大切な根っこがゆっくりと、でも確実に育っています。
- 創造性と想像力:「何もない」からこそ、「何かを生み出す」楽しさを知ります。既成概念にとらわれず、自分だけの世界を創り出す力です。
- 自立心と自己肯定感:「自分の責任で」決めて行動することで、「自分はできる」という感覚が芽生えます。それは、自分の気持ちに正直に生きるための土台となります。
- 異年齢で育む社会性:多様な他者と過ごす中で、心地よい距離感を学びます。ルールやマナーを頭で覚えるのではなく、心と体で感じ取っていく力です。
まとめ
プレーパークは、子どもが「こうあるべき」という姿を求められる場所ではありません。
元気いっぱい遊びたい子も、静かに過ごしたい子も、どんな子も「そのままでいいんだよ」と受け入れてくれる居場所です。
「けがと弁当は自分もち」という言葉を、子どもへの信頼のメッセージとして受け止め、親子で心地よい時間を過ごしてみませんか。まずは毎日遊べる「てんぱくプレーパーク」へ、子どもたちのありのままの笑顔に会いにいってみてください。

