大人だって挑戦
初めての挑戦って「やってみたい!」と宣言したものの、いざ始める時になると不安に襲われる、大丈夫かなあ。なんてことありませんか?
てんぱくプレーパークは地域の住民によって運営しているNPO団体です。運営者は主にお母さんと呼ばれる人たち。
お母さんたちが運営しているので、よく壁にぶつかることがあります。
その中でも大きな壁は・・・プレーパークのお財布問題!!
公園という公共の場で活動しているので、よく名古屋市からお金が出ていてそれで運営されていると思われている方もみえます。が、私たちが名古屋市から受け取っているのは毎月5000円の、緑のパートナーとしての活動補助金。 志高いプレーワーカーにも満足なお給料を渡せていません。
会の主旨に賛同して下さる会員の皆様からの会費、森のひろば・てんカツ・森のランチ会などの事業収入。
そのようにして集まったお金をどうやりくりするかは得意でも、お金を集めるという議題をあげるとメンバーはすぐに下を向き、無言の状態に、目をそらしてきました。
しかし、コロナ禍で事業収入が激減し、目をそらしている場合ではなくなってしまったのです。
そして、始めた挑戦が、、、継続寄付!!!
この挑戦にエネルギッシュに動くというより、内心ドキドキというのが本音です。(この継続寄付に関しては、お母さんではないメンバーが中心です)
月に一度の理事会ではこんな話し合いになりました。
寄付して下さった方へのお礼のメッセージを考えよう。あるメンバーが、ペンとメモを取り出すと、みなうつむき加減。なぜかと尋ねてみると、
「こんな時なんて伝えたらいいんだろう?」 「文章ってどれくらいの分量?」とどうしても頭で考えてしまうのです。
一人が、「まずは感謝を伝えたいよね。」 その一言をきっかけに次々と「じゃあ、わたしは~」「ひとことでいいなら~」「こんなのはどうかな~」と次々に言葉が出てきました。
さらに、言葉だけでなく豊かなプレーパークのイメージまでも膨らみます。
子どもの笑顔や安心して遊ぶ姿
その後、たった数分で30近くのメッセージが集まりました。
私たちが活動の中で意識していることに
「子どものSOSをひろうためには?」
「子どもの声にどう寄り添うことができるのか?」
まずは、
私たち大人がどう声をあげて、どんなプレーパークづくりをしていくのか?
大人の私たちも毎回毎回試行錯誤です。
さて、試行錯誤は考え事ばかりではないのです。
ここはプレーパーク!
さぁ 大人も遊ぶよ!!